原付の旅 11日目 都城市〜鹿児島市
快活の0円モーニングって画期的すぎん?
今日は朝から関之尾滝へ。台風来てるようでちょっと天気が心配。トンボとクモがいっぱいでちょっと気持ち悪かったですが滝自体は凄く綺麗でした。奥の方に行くのは暑さで諦めました。 そのあとは桜島目指してひた走る。
その途中なんだかとっても嗅ぎ覚えのある臭いが。。
お酢だぁあぁあ!!
鹿児島ってそういえば黒酢で有名でした。そしてこの辺は福山酢という甕で数年単位という長い期間かけて造る特殊な発酵法で有名な黒酢が名産品。
私がお酢でテンション狂ってるのは無類のお酢好きとかではありません。学生時代の研究テーマの1つがお酢に関する微生物について、だったので4年前に数百リットル単位でお酢を醸造してたのです。そしてその時の思い出が色々と思い出されました。お酢の臭いが身体につくと大変だとか。前段階のお酒造るところでできたお酒がクソまずいだとか。お酢には虫を吸引する作用があって発酵槽の底は地獄絵図だったとか。共同研究でお世話になったお酢屋さんの社長が着てた「毎日が地獄です」Tシャツは別府の地獄巡りで見たなぁとか。今年は酷暑が、とニュースでも話題ですが4年前の夏は雨続きで冷夏、地球温暖化...発酵熱...耐熱菌...みたいな研究してるこちらとしては冷夏では思うようにデータがとれず大変だった、という様々な記憶が嗅覚経由で想起されてフラッシュバック。このときの話は三日三晩続けれるので、これくらいでおしまい。
ついでにその時一緒になって実験してた後輩が今年結婚したらしいとか、自分が造ったお酢も4年熟成だからそろそろ飲み頃かなとか、時の流れを感じながらしみじみ走ってるとあっという間に桜島へ到着。
火山灰がえげつない、バイクで走ってるとヘルメットやら車体やらに当たるチリチリ音がずっとしてました。荷物や鞄なんかも気づいたら灰まみれ。枚方パーカーどんどん薄汚れていってます。風向き次第では目も開けれないくらい。
これが
風向き変わるとこうなる。
黒神埋没鳥居を見に行ったところで俄雨。
あー灰まみれの雨はいかんです。全身ジャリジャリでございます。バイクも一気に泥水に浸かったような有様に。
噴火おそろしい。
ちょっと心が折れたので観光もそこそこに桜島からフェリーで鹿児島市内に逃げ込みました。このフェリー乗り込み雑すぎひん?船内にうどん屋さんある割にすぐ到着しすぎひん?とか、思ってるとあっという間に到着。
固定とか一切なし。
うどんは美味しかったです。
鹿児島市内では特に何も考えてなかったので取り敢えず駐輪場に原付を置いて商店街をぶらぶらと。路面電車とかあったり立派なアーケードがあったりと昭和な感じの街に人が溢れてました。あと、しろくま人気すごい。
しろくまは並ぶ気がおこらなくて諦めて近くのドトールで携帯の充電しながら沖縄行きのフェリーについて調べてみたら、
よくわかりません。
予約してもないので何日の便なら確保できるのか全然わからずネット予約しようにも台風の影響で〜、とかいう始末。
仕方ない、こういうときは直接行って聞いてみましょうということでフェリー乗り場のある鹿児島新港へ、このとき時間は17時過ぎ、本日の便は18時出航か〜、これはむりだなぁ。とか思いながら受付のおねえさんに聞いてみると、案の定、今日の受付は17時までで〜、明日以降は台風の影響で〜、お盆休みは空席が少なく〜、などなど色々言われたことを纏めると。
「繁忙期にペロッと急に来て沖縄にいけると思うな。」
という雰囲気を醸し出しておりました。
ですよね〜。
うーむ。
とか思ってると受付の奥の方から上司らしき人が
「今日の便なら乗れるよ」
私<時間過ぎてますけど?
上司<いけるいける
私、受付嬢共に(゚д゚)なまま手続き。
慌てて乗船。さすがに自分でも今日乗れるとは思ってなかったので準備一切できてませんが、25時間の船旅スタートです。
結果としてはペロッと乗せてもらいまして、現在船上でございます。台風の影響か大型フェリーの割には揺れまくりです。雑魚寝部屋なので両隣の三半規管が鈍感なことを信じております。
ついに南の島にむけての出航、という一大イベントですが写真はありません。灰まみれの身体を共同シャワーが混む前に、と乗船後さっさとシャワー浴びてるとアナウンスと共に振動がおおきくなり出航。全裸で内地と別れを告げる。
今は閉まった食堂で充電を確保しながらぼんやりという感じです。
明日は海上。たぶんソシャゲにあけくれてる。