原付の旅 25日目 屋久島町

iPhoneさんが沈没したので写真無いです。

追記(31-Aug-18):

奇跡的残ってたのだけでも載っけとく。

 

  なんでか知らんけど4時間睡眠。

本日は屋久島の縄文杉を目指す。ゲストハウスの方達からの情報をまとめると往復で大体8〜10時間のトレッキングとのこと。なのに昨日は話し込んでしまい寝不足。こりゃ死ぬんじゃないかしら。と一抹の不安を抱えながらも日の出前に宿をでました。ペース配分、水分とエネルギーの管理はちゃんとしよう、と心に誓う。

  縄文杉のコースは荒川登山口からスタートするのですが、交通規制があるので屋久杉自然館で原付はお留守番。そこからは専用のシャトルバスで向かいました、当然バスの30分は睡眠不足を取り戻す為に爆睡。起きたら周りの人みんなバス降りてました。自分、寝過ぎな。慌てて降りる。なるべく自分のペースでシャッシャと行きたいので団体さんを早足で追い抜く。そしてトロッコ道の雰囲気が良すぎて写真をパシャパシャ撮ってたら団体さんに追いつかれそうになりました。あれ?これ早速ペース乱れてね?とか思いつつも歩くときは歩いて写真を撮るときは満足いくまで撮る。団体さんの邪魔にならないように後ろは気にしながらだけど、これが自分のペースだと思い込ませる。1人は気楽。

  トロッコ道は平坦だけどひたすらに長かったです。少しずつ森の奥に進んでるのかと思うとワクワクする。RPGの迷いの森ステージかよと思うくらい何処までもトロッコ道が続くから最早ループしてんじゃね?と錯覚してみたり。そんなアホなことも考えながら2時間でトロッコ道の端まで到着。休憩がてらエネルギー補給でおにぎりを二個食べる。おにぎりはゲストハウス とまり木のオーナー(通称:ねえさん)が前日に縄文杉に登ると伝えたら一個80円で作ってくれるとのことでお願いしときました、助かります。ねえさん。

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  エネルギー補給も済ませて、ちょっと眠くなる。少しだけぽけっ〜としてから後半戦スタート。ここから山道。

  正直なところ後半戦で最初30分が一番キツかったです。なかなかに岩や木の根がテニスシューズに食い込んでくる。登山靴の底があんなゴツいのには意味があるんですね。ちょっと舐めてたことを後悔。地味に息を切らしながらなんとかウィルソン株に到着。

  めためたにでかいやん。株の中に入って噂のハートマークに見える位置を探してるとココかな?と思い撮ると何かちょっと違う。多分もうすこし左側からが正解かな。あとなんか小さい社みたいなのもあったから無事に帰ってこれるようにお祈りしておく。周りに人おるとはいえ1人で自然環境に突っ込むのはちょっと怖い。

  ウィルソン株以降は階段が整備されてるところが多くて割とサクサク進む。なんだかんだで縄文杉到着。縄文杉は他の屋久杉と比べものにならないくらい大きくて遠かったです。空間把握能力が軽くバグるレベル。昔は触れるくらい近寄れたらしいんですが杉に登ったりする人が出てきてしまい周辺は立ち入り禁止になったそうです。マナー大事。

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  展望台から縄文杉を堪能したので帰ります。ピストン経路なので辛いね。帰りに気づいたんですが、わたし大王杉のこと勘違いしてました。大王杉は倒木しそうで注意喚起の看板があり、その近くに割と大きめな屋久杉があったので普通に、へーこれかー。みたいに思ってましたが帰りに大王杉の側通るときに団体さんが記念撮影してて、完全に反対方向でした。苦笑いしながらそっちの方を見てみるとエゲツなくデカイのが。大王杉さん本当はクソデカイやん。どうやら縄文杉が発見されるまではこちらが最高樹齢だったみたいです。縄文杉より近くで観れるし、形も名に相応しい感じ。圧倒されました。その後は割と黙々と歩いて歩いて歩いて歩いてやっと登山口まで帰ってきました。途中の休憩所でトロッコも見れてラッキー、作業員の方にこれで登山口まで乗っけて欲しいとか思ったけど、マナー大事と思い直して地道に歩いて帰りました。結局トータルで7時間半くらいで往復できました。割と早めかな?と思ってると、どうやら2番目に帰ってきたみたい。因みに1番目に帰ってきた人は縄文杉まで走って往復したらしい、登り2時間くらいって言うてはりましたが妖怪変化の類かよ(畏敬の念)。

  それにしてもちょっと急ぎ過ぎたか。まぁバスで自然館まで戻ってさっさとゲストハウスでシャワー浴びようとか考えながら時刻表を確認する。

  復路の始発 15:00

  現在の時刻 13:30 \(^o^)/

  なんでやねん。ほんまに急ぎ過ぎたんか、と意気消沈しながら仕方なくタバコ吸ってると、3番目の帰還者(おにいさん)が。お疲れ様ですー、バスまだまだですねー、どこから来たんですかー、と少し世間話してると何故か原付の旅にやたらと興味を持ってもらえる。ん?と思い色々聞いてみると、このおにいさん、過去に2 tトラックで日本一周物々交換の旅というのをしてはったらしい。妖怪変化の類かよ(畏敬の念)。そしてその方が貧乏ぼっちをみかねてか晩ご飯をご馳走してくれるということになりました。感謝の極み、ぼっち遠慮なくお世話になります。しかも原付じゃお酒を飲めないじゃんということでタクシー代まで出していただくことに。ぼっち流石に恐縮しました。

  取り敢えず一度お互いの宿に戻って夜におにいさんが宿をとっている宮之浦に集合することに。話し込んでるとバスも来て、原付でゲストハウスに戻って、オーナーのねえさんに帰還報告とおにぎりのお礼をしておく。そしてシャワーを浴びてさっぱり。バスで宮之浦まで。合流するとおにいさんがお店まで調べて予約してくれてました。なんだこれ?仕事できはる人は違うな。

  屋久島の有名な居酒屋さん 若大将というところで御当地料理をいただきました。首折れ鯖、トビウオの姿揚げなどなど何を食べても美味しい。ボキャ貧なんで奢られ甲斐ないな、これはまずい。取り敢えず御酌するしかねぇ、と試みるが断られて手酌してはる。ぼっちポンコツ。2時間お酒と料理を堪能してお会計、本当にご馳走様でした、美味しゅうございました。

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  帰りのタクシーも店の前まで呼んで貰って最後までポンコツぼっち何もしてない。本当にありがとうございました。色んな乗り物乗って此処まで来ましたが原付旅でタクシーに乗るとは予期もせず優雅に宿まで帰る。その後はゲストハウスで飲みなおす。アホかな?

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  その横でジンベイザメお絵描き大会が始まる。皆んな上手なので、ぼっちはみてるだけ。ジンベイザメ良いよね、デカいしカワイイ、浪漫がある。
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明日は屋久島一周。